歴史
ウサギは古代ローマで食用として飼育されていましたが、16世紀に貴族の間で狩りが流行っていた頃、猟犬の獲物として放たれていた可愛らしいウサギを貴婦人たちが気に入って、移動中の馬車の中で愛でるようになったといいます。ウサギはおとなしいことからも人気だったようです。
日本で人気のウサギは?
「ネザーランドドワーフ」はピンとたった耳を持つウサギで、ネザーランド(=オランダ)で品種改良されたカラダの小さいウサギです。ウサギの中でも小さなカラダのネザーランドドワーフは、日本の住宅でも飼いやすく人気があります。また「ロップイヤー」は長い垂れた耳を持つウサギで、ネザーランドドワーフとともに非常に人気があります。
ウサギは猫・犬と違って鳴くこともなく、外で散歩させる必要もありません。おしっこに匂いはありますが、ウサギのカラダに強い匂いはありません。飼いやすいペットとして人気が出るのもうなずけますね。
ウサギって人に慣れるの?
ウサギは警戒心が強い動物ですが、ペットとして迎えた時にきちんとじっくり慣らしていってあげれば、飼い主さんにも慣れることができます。名前を呼んだら来てくれたり、撫でたら気持ちよさそうな顔を見せてくれたり。自然界では草食動物として立場の弱い動物なので、ゆっくりと慣らしていってあげて下さいね。
寿命・注意点
ウサギの寿命は7~8年と言われています。デリケートなので日頃から健康状態に注意してあげて下さい。室内でのケージ飼いが一般的ですが、エアコンの風が直接当たらない、直射日光に当たらない場所に設置するなど工夫しましょう。

